前回の記事でも書きましたが、以前の日本の英語教育ではネイティブ式の発音を尊しとするあまり、それに至らないもの、それと違うものを全否定するような空気がありました。
私が学生だった当時は教科書にカタカナでルビを振って必死にがんばっている子を、英語教室に通ってネイティブの発音を習っているとかいう優等生が「カタカナイングリッシュ」などと馬鹿にしていたような悪しき時代でしたが、令和の時代になっても東大の博士課程の英語講師ですらこんな認識(↓)だったとは・・・
何度も繰り返しますが、大学や英会話スクール界隈のネイティブ至上主義者からこんなマウンティングをされても真に受けてはいけません。アウトプットはやったもん勝ち、萎縮したら負けです。
言葉というのは良くも悪くもコミュニケーションのツール、つまりは道具です。意味が伝わればまずはそれで必要充分。
発音がきれいとか汚いとかは単なる個人の印象とか感想レベルの話です。
もちろんきれいに越したことはないですが、本来それで人にマウントを取ったり萎縮させられるような筋のものではありません。
スクール界隈の人たちの発音マウンティングって、要はビジネス上のポジトークの一種なんですよね。「私たちから美しい発音を学ばないとネイティブには通じませんよー」って。
LとRは別の音? それってあなたの感想ですよね?
そんなの気にしないネイティブもいっぱいいるし、そうじゃない言語なんて世界にいくらでもありますけど??
それより「大学生よりネイティブの発音が分かってるうちの子えらい」みたいな自分の生徒に対するマウンティングをオープンなSNSに平然と投稿できてしまう時代錯誤な英語講師の感覚のほうがよっぽどヤバいです。
てゆうか自分の生徒がLとRをちゃんと発音できてないなんて、そもそも日本の英語教育云々というよりご自身の英語講師としての指導力の問題では・・・?
さらに言うならこの時代に個人情報っていう言葉を知らないんでしょうかね? いくら講師の身分でも、まともな大学なら勤務先に誓約書の1枚くらい出してるんじゃないかと思うのですが。
何にしてもこの先生、自分の生徒の発音にマウントとか取ってる場合じゃなさそうですね・・・
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