名ばかり資格の代表例として挙げられることも多い「通訳案内士」ですが、改悪されたのは業務独占資格の解除すなわち名称独占資格への格下げ(※資格がなくても「通訳案内士」を名乗らなければOKの名ばかり資格)だけではありません。
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ワタシ通訳案内士デース。ワタシタチシカ通訳ノ仕事デキマセーン(嘘松
あまり広報もされていないので知らない方も多いようですが、この資格は名ばかり資格のくせに、取ったらそれで終わりではありません。合格後も定期的な研修の受講(※有料)が法律で義務付けられています。
そしてこの研修というのがくせもので、基本的には各地域にある登録機関(≒観●庁の天下り先業界団体)が実施しているものを受講することになります。費用は数千円~地域によって数万円以上とかなりばらつきがありますが、中には十万円を超えるぼったくりエリアも存在します。(※都心部や観光地など、通訳案内の需要が高いエリアほど内容も「充実」して高額になるようです。)
これを5年ごとに受講し続けなければなりません。
またそもそも通訳案内士として本格的に活動するにはこれらの利権団体に所属するのが一般的で、この年会費が1~2万円必要になります。
業務独占もない名ばかり資格に、こんなインチキサブスクまがいの廃課金をする必要があるでしょうか?
英語資格としても中途半端(※過去記事参照)、観光知識としても到底スタンダードとは言えない誰得の難問奇問を繰り出す(※同)、挙句が持ってるだけで高額課金必須ときては、まさに無用の長物どころか百害あって一利なしのキングオブゴミ資格と言っても過言ではありません。
繰り返しますが、試験内容的にも英語資格としての中身はほぼありません。何となく英語学習や趣味の一環で受験を考えておられる方(特に中高年)は、今一度合格後の費用面も含めて再考されることをお勧めします。
しかし役所や業界団体って、この手の課金システムの構築には本当に長けていますね。そのムダなエネルギーと才能を別の所で生かしてくれないかしらん。。。
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