通訳翻訳業が終わる日

いきなりですが、最近のスマホの進化はとんでもないですね。

カメラを向けるだけでそこに写った文字を認識して、自動で好きな言語に翻訳してくれるとか、ひと昔前ならドラえもんの道具レベルだった機能ですが、今やキッズ用の携帯でも余裕でこなせてしまいます。

何かと話題の大阪万博でもAI翻訳が活躍してるようです。。

通訳にしても、携帯でグーグル翻訳とかを音声入力で駆使すれば大抵のことは用が足りてしまいますね。

てか、もう通訳も翻訳もいらんやん、てなりますわ、そら。

まあ業界の人からしたら

「人のチェックのないAIなんて信用できない」とか、

「やっぱり何といっても人間同士のコミュニケーションが大事、お・も・て・な・し!!」

なんて意見も強いみたいですが、実際観光客なんかを見ても通訳なんか連れてるのはごく一部の富裕層ツアーみたいな集団だけで、大半の一般人(らしき層)はスマホ片手に自由に動いてますし、AIの誤訳でえらい目にあったなんて話も別に聞きません。

特にこれから通訳翻訳業界を志される方は、本当によくキャリアプランを考えた方がいいと思います。

おそらくこれからもAIの精度はどんどん高まって、これまで人間の通訳者や翻訳者が行っていたサービスも、ごく一部を除いて大半がAIに食われてしまうのではないでしょうか。

現在でも医薬系の製品情報や精密機械のマニュアル、重要な契約書類など、100%の精度でないと人命や財産上の重大な権利関係に支障をきたすような場合はAIではなく人間の通訳翻訳を使いますが、そういう分野でさえベースはAIを活用して修正と最終チェックだけを人間がやる、というケースが増えています。

今後この流れは加速することはあっても、逆に戻ることはありません。

そして結局のところ、AI以上の価値を提供できない通訳者・翻訳者はAIに淘汰されることになります。

今のグーグル翻訳機能の精度でさえ、とんでもなく高いです。私は勝てる気がしません。。。

なんなら通訳・翻訳業界の人でも訳出に困ったらとりあえずググってみて考える、みたいな人は結構多いんじゃないでしょうか。

通訳者・翻訳者の仕事が人とのコミュニケーションじゃなく、AIの吐き出した内容のチェックと校正になりつつある今、この業界を志すなら、AI以上の付加価値を生み出さねばなりません。

それができる通訳者や翻訳者が、どれくらいいるのでしょう?

そう考えると私は「通訳案内士」なるエセ資格の存在意義には大いに疑問を感じます。英語力はもちろん、例のクソマニアック高度すぎる歴史科目にしてもAIなら余裕で即答できるでしょうしね。。。あ、そういや森羅万象を網羅するwikiにすら載ってない奇問問題とかあったっけ(過去記事参照)。

いずれにしてもAIにはできないような人間ならではの付加価値を提供できない限り、この業界に未来はないと思います。

 

 

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