ついこの前話題になったと思ったら、いつの間にか知ってて当たり前のツールになっていた――
スマホの登場がついこの間に思えるわれわれ世代(?)にとって、もはやどれだけそんなサービスが出て来たか数えきれないですが、このChat GPTというサービスの浸透の速さは群を抜いています。

いやまじでわれわれ世代にとってこの20年くらいはこんな感じなんですけど・・・
公開されたのが2022年11月、以来わずか2年半ほどのうちにこれほど爆発的に普及して当たり前になったサービスってちょっと他に例がないんじゃないかと思います。
今や大学では学生の出すレポートにこれ使ってないか、学校がチェックしないといけないくらいですからね。我々世代ではせいぜいコピペのチェック程度でしたから、今思えばかわいいもんでしたね。
で、そのChat GPT、質問すれば大抵のことは結構な精度で答えてくれるというので話題になっていますが、他にもいろんな機能が合って、たとえばこんなオリジナル画像↓とかも余裕で作ってくれます・・。
もう使ってるよ、という方も多いと思いますが、「チャットG・・・何なんそれ?」というわれわれ世代(?)の方のために、今回は改めてChat GPTに聞いてみることにしました。
ずばり「TOEIC800を目指す学習法」についてです。
Chat GPTおそるべし
まず最初にさくっと返って来たのがこちら。
「TOEIC 800点を目指すためには、英語力の総合的な底上げとTOEICに特化した対策の両方が必要です。以下に、効果的な勉強法を段階的に説明します。」
むむむ。お主やるな。
面接テストならこれだけで合格させてしまいそうな一文です。だってもう、この時点で何かめっちゃ頭よさそうなイケメンな感じが伝わってきますもん。
ほんで本体は少しタイムラグがありましたが、しっかり箇条書きの章立てで分かりやすく、しかもまあまあ具体的なんですね。以下、内容を挙げるとざっとこんな感じ。
1. 現在の実力を把握する
• 模試を1回解いてみて、リスニングとリーディングの点数バランスや弱点を分析する。
• スコアが600〜700点台なら、語彙・文法・リスニングの底上げが重要。
いや本当その通りです。まずは現状分析と基礎固め。全くおっしゃるとおりです。模試は別に自宅で問題集解いてもいいと思いますが。。
2. 語彙力の強化(TOEIC頻出単語)
お次は語彙力の強化、これもセオリー通りですね。教材まで具体的に挙げてくるのは脱帽ものです。
• 使用教材例:
o 『金のフレーズ』(頻出語を効率的に覚えられる)
o 『出る単特急 銀のフレーズ』(基礎力が弱い場合)
• 学習法:
o 毎日50語程度を音読+例文で覚える。
o アプリ(mikanやAnki)で反復練習。
とっても具体的ですね。
ただ個人的には金のフレーズ銀のフレーズって、どっちかというとメインじゃなくおまけ的に読むもんのような気もしますが。。まあ説明が具体的なのはよいことです。
学習法に関しては言うことなし。音読+例文、鉄板ですね。
3. 文法の基礎固め
そして次はもちろん文法、ここも要点をしっかりまとめてくれてます。
• TOEICのPart 5(短文穴埋め)対策にもなる。
• 使用教材例:
o 『TOEIC公式問題集』
o 『一億人の英文法』(理解重視)
o 『中学英語をもう一度ひとつひとつわかりやすく。』など、必要に応じて基礎を確認。
公式問題集以外はあまり聞いたことがないですが、まあ高校で使うくらいのベーシックでなるべく薄いもの(←※重要)なら何でもいいと思います。
4. リスニング力の強化(Part 1〜4)
すごいのがここから。リスニング・リーディングのパート別に要点をまとめてくれてます。脱帽。
• 対策方法:
o シャドーイング(音声を聞いて即座にマネする)
o ディクテーション(音声を聞いて書き起こす)
o スクリプト確認→音読→再シャドーイング
• 教材:
o 『公式TOEIC Listening & Reading 問題集』
o 『TOEICテスト 新形式精選模試』シリーズ
いやこれもうまんまお勧めの方法です・・・
ちなみにシャドーイングって何よ、という方はこちら。
5. リーディング力の強化(Part 5〜7)
• 対策方法:
o Part 5:文法+語彙の速解トレーニング
o Part 6:文脈理解力(文の流れ)
o Part 7:速読練習(時間を測って読む)
• 教材:
o 『公式TOEIC問題集』
o 『Reading for the TOEIC Test』(英文読解の練習に最適)
ここはちょっと何を言ってるか分かりにくい気がします。てゆうか Part7 の「時間を測って読む」以外は対策というより試験の内容書いてるだけのような気が・・・
まあ教材はそうでしょうね、といったところ。
6. 時間配分のトレーニング
• TOEICは時間との戦い。特にリーディングは時間が足りなくなることが多い。
• 模試を時間通りに解き、どこで時間を使いすぎているかを分析。
これはそう。本当にその通り。知ってたけど。。。過去記事参照。
7. 学習スケジュールの一例(3ヶ月)
そんでラストはご親切に学習のスケジュールまで組んでくれました。こんなマネージャーいてくれたらな・・・
期間 目標 主な学習内容
1ヶ月目 基礎固め 単語・文法・リスニング基礎
2ヶ月目 実践力養成 問題集・模試・シャドーイング強化
3ヶ月目 模試演習 公式問題集+弱点補強
________________________________________
補足:毎日の学習時間の目安
• 平日:1.5~2時間
• 休日:3~4時間
• できるだけ「毎日継続」がカギ。
いやー毎日この通り継続できたらスコアもうなぎ上りでしょうね。。。(遠い目)
感想
これのすごいのは、ただ質問に「TOEICで800取るにはどうすればいいですか?」というアホみたいな漠然とした質問を入れただけでさくっとこれだけのまとまった内容が返って来た、ということです。
質問文はまんま上のとおりで、特に「箇条書きで」とか「パート別に」とか「教材は何」みたいな追加条件は一切入れていません。
うーん。これは人間負けるわ。
多分イマイチな部分も掘り下げて聞き直せばもっと突っ込んだ答えが返ってくると思います。無料登録なのですぐ上限になってできませんでしたが・・・いやはや、Chat GPTおそるべし。
ちなみに最初に描いてもらったイラスト、もうちょっとリアル系がいいなと思って「写真風にして」と追加オーダーしたら出てきたのがこちら(↓)。
無料アカウントでこのクオリティはヤバい。。。これじゃ普通の商業イラスト描いてる絵描きさんなんて商売あがったりになるんじゃないでしょうか・・・
てゆうか、英語界隈も他人事じゃないですね。。。
英語講師も通訳も翻訳も、文芸とかのアート部門や安全安心にかかわるような一部を除いて、ルーティン的な仕事は遠からずAIに淘汰されてしまうような気がしますが、はてさて。
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