【字幕なんて】刑事事件にまつわる必修英単語【いらないぜ】

先日も何やら大物Youtuberの方が逮捕されていましたが、ニュースを見ているとよく出てくるのが逮捕やら拘留の刑事事件に関する話題です。

この手の話題は刑事手続きや裁判に関する用語など、普段の日常生活では使わないような単語が使われるので苦手にしている方も多いと思いますが、場面ごとに出てくる単語はほぼ決まっているので、特定のワードさえ押さえておけば意外と攻略しやすいジャンルです。

もっとも、ぶっちゃけ覚えたところで実生活にはあまりというかほぼ役立たないですがいや日常的に使ってるしみたいな方がいたらすいません orz )、映画やドラマなんかでは刑事手続きの話題は恋愛ネタと並ぶくらいの鉄板ネタですから、基本ワードだけでも押さえておくとリスニングがぐっと楽になりますよ(多分

あとビジネス英語のTOEICはともかく、英検1級では司法手続きにからむ変態マニアックな専門性の高いワードも出題される可能性があるので、知っておいて無駄ではありません。

以下、事件の流れに沿ってキーワードを拾ってみましたので、何かの参考になれば幸いです。

※単語シリーズの記事は思い出したらその都度テキトーに追加・更新します。

捜査段階のキーワード

suspect (容疑者)

事件が起きたらまずはこれ。たいていの刑事ドラマでもまず容疑者を絞りこむところから始まりますよね。もちろん動詞で「嫌疑をかける、(~ではないかと)疑う」の意味でも使います。

あと犯罪に限らず、「感染症の疑いのある人」の意味で用いられることもあります。

warrant(捜査・逮捕の)令状

嫌疑が深まると捜査側は裁判所に捜査・逮捕の許可を求めますね。その「令状」がこれです。

‘We have a warrant for your arrest.’ とか ‘A warrant is out out for you’ (「お前に(逮捕)令状が出ている」)というように使われます。

arrest(逮捕する)

容疑が固まり warrant もそろえば次は逮捕ですね。動詞でも名詞でも使われます。

‘You’re under arrest.’ 「お前を逮捕する!」というのが逮捕シーンの決まり文句です。

ちなみに逮捕された人は ‘ the arrested ‘ と呼ばれます。

the right to (remain) silence (黙秘権)

これは読んでそのまま、「黙っている権利」いわゆる「黙秘権」です。

‘You have the right to remain silence…’ 「お前には黙秘権がある」、映画やドラマの逮捕シーンでも有名な決まり文句ですね。

attorny, advocate(弁護士)

逮捕されたら次は弁護士の出番です。

別に「lawyer」でもいいと思うのですが、固めの文脈では attorny もしくは advocate とされることが多いみたいです。特に advocate の方は「権利の擁護者・支援者」の意味から「(民事でなく)刑事被告人の弁護士」を指して使われることが多いようです。

detain(勾留する、留置する)

逮捕されると通常は取り調べのために警察または何らかの施設で身柄を拘束されますが、その時に使われる単語がこれ、detain です。高校レベルの単語帳では載っていないことが多いと思いますが、ニュースでは頻出ですので押さえておくといいと思います。

刑事手続きだけでなく国家権力による身柄拘束全般に使われますので、国際ニュースなんかでもよく目にする単語です。ロシアの野党指導者の毒殺未遂に始まる疑惑やミャンマー・ウイグルの問題も日本のメディアはガン無視のようですが英語メディアでは重大な人権侵害の事案として注視されています。

同義語として confine(閉じ込める・監禁する)も用いられます。

custody(拘置・留置)

もともとは一般的に「保護・後見」の意味でも使われる単語で、刑事手続き以外でも「子どもの保護・監督」の意味でも使われる単語ですが、刑事手続きでは「拘置・留置」の意味で使います。

‘He is in custody now’ 「やつは今留置場にいる」 みたいに使われます。

裁判~判決までのキーワード

prosecute (起訴する)

容疑が固まったら起訴・裁判が始まりますね。その「起訴する」がこれです。

He is prosecuted for fraud. 「彼は詐欺罪で起訴された」

‘ be prosecuted for 【犯罪名】’ の形で目にすることが多いです。

関連語として「prosecutor (検察官、検事)」も必修です。

court(法廷、裁判所)

審理の場としての法廷・裁判所を指しますが、集合的に裁判官を指すこともあります。この場合は「the court」として単数扱いになります。

関連語として ‘ Court of Appeal(s) ‘ 「控訴院・控訴裁判所」も覚えておきましょう。

judge (裁判官)

なんか ‘ jury ‘ とごっちゃになってしまうのですが、いわゆる職業裁判官が ‘ judge ‘ です。‘ jury ‘ は「陪審(員)」、日本で言うところの「裁判員」ですので、似て非なるものです。ストーリーの展開によっては両者の違いを区別しておかないとシーンの意味合いを誤読してしまうようなことも起こり得るので、気を付けたいところです。

jurisdiction (管轄権)

あまり頻度は高くないですが、たまに法廷モノなんかで見かける単語です。

This case is under our jurisdiction. この事件はうちの管轄だ。

いわゆる「本店」のエリートとかが所轄の刑事に吐いてそうなセリフですね(*´Д`*)

sentence (判決・判決を下す)

そして裁判手続きの結果、被告には判決が下されます。名詞でも動詞でも使われます。

‘ He was sentenced to death for murder. ‘ (彼は殺人罪で死刑判決を受けた。)

‘ The murderer got a life sentence. ‘  (その殺人犯は終身刑になった)

のように使われます。

ちなみに murder は「故意による計画的な殺人」のみを指します。故意であっても計画性がない場合は manslaughter(過失致死もここに含みます)、殺意の有無に関係なく人を殺す行為全般は homicide というように同じ「殺人」でも内容によって厳密に使い分けられるようですのでご参考まで、って何の(。´・ω・)??

verdict (評決・審判)

sentence と似ていますが違います。これは裁判官の下す判決ではなく、その前段に当たる陪審の評決です。

実際には陪審の下す有罪・無罪の verdict に基づいて裁判官が sentence で量刑を言い渡す、という流れになりますが、フィクションではストーリーの都合でどちらか一方しか描かれていないことも多く、法廷モノ以外ではあまり厳密に区別されていない場合も結構多い気がします。

ただしフィクションの世界ならともかく、現実の話の文脈だと両者を厳密に区別して理解しておく必要がありますね、って一体何の(。´・ω・)??

convict (有罪を宣告する)

ニュースなどでは受け身形で使われることが多く(be convicted of 【犯罪名】)、「××氏に有罪判決」というような場面でよく見かける表現です。

He was convicted of  attempted murder. 彼は殺人未遂で有罪になった。

また ‘ a convicted murderer ‘ のように形容詞的に使われるのもよく見かけます。この場合は「有罪で服役中の」という意味合いになります。

acquit (無罪を宣告される)

convict の逆がこちら。晴れて無罪となった場合です。(※厳密には convict の場合と同じく「無罪を宣告する」になりますが、こちらはほぼ受け身のみで使われるので「宣告される」としました。)

He was acquitted of the charge. 彼は無罪になった。

He was found innocent / not guilty でも同じ意味ですが、いろんな表現を知っておけばきっといいことがありますよ・・・

ええ、acquit だけに・・・( ノД`)

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