何やらかんやらでどうにか英検1級をクリアしたのですが、実は私、英会話とかスピーキングというのが未だに苦手です。あまり公言する人はいませんが、実のところ大学の先生とかネイティブレベルで英語をしゃべれるような人でも意外にそういう方は多いみたいです。
まあ私の場合は英語と言わず何なら日本語でも人と会話する場面を全力回避しようとする真正の陰キャなわけですが(-_-;)
で、私のようなアラフォー世代の方だと、学校教育でも英語はリーディングがメインというかほぼリーディングしかないような授業がデフォだった人が多いと思います。今では公立でも小学校からネイティブの授業を受けるのが当たり前になっていますが、まさに隔世の感がありますね・・・
この年代の方に多いのが「独学では読めるようになっても話せない」という思い込みです。私自身ずっとそう思ってきましたが、これは大きな間違いです。
だって独学でも英検1級の面接に合格できましたから(謎の強気)。
もちろんスクールで習えば独学だけの場合よりも早く上達できたり、よりネイティブに近いきれいな発音が学べたりといった、スクールならではのメリットがあります(だからこそお金を払う価値があるわけです)。しかしスクールへ通う時間や費用の余裕がないという理由でスピーキングの習得をあきらめている方がいらっしゃったら、それは大きな間違いです。
スピーキングも独学で学べます。(というかスクールへ通う場合であっても独学的な作業は不可欠です。)
英語で独り言
では実際にどうやってひとりでスピーキングの練習をするのかというと、相手がいないならとりあえずはひとりでしゃべるしかありません。独り言 in English ! いや、本気ですよ、これ。
まあ私が言ってもあまり説得力がないかもしれませんので、英語Youtuberの大御所Atsuさんの動画をご覧ください。私はこの動画を見て「ひとりでスピーキングの練習をしてもいいんだ」という、今にして思えばごく当たり前のことですが、重要な事実に気づかされました。もしこの動画に出会ってなかったら、そもそも英検1級にチャレンジしようとすら思わなかったと思います。それくらい影響を受けました。
慣れると別にどうということもなくなるのですが、慣れるまではひとりごとという学習スタイルには結構抵抗もあったりします。特に日本人は英語どうこう以前に「独り言=孤独、さみしい」みたいな、独り言自体にネガティブな偏見を持ってしまいがちですが、独り言も立派なスピーキングの練習法なのです。言ってみれば壁打ちテニスのようなものではないでしょうか。
壁打ちテニスができたからといって、それですぐ人間相手のラリーができるようになるわけではありませんが、少なくとも壁打ちができるくらいにならないとラリーもできないでしょう。つまり人間相手のラリーができるようになるステップとして、壁打ちテニスが有効な練習法であるように、独り言も会話のための有効な練習法だと思います。
もちろん一人暮らしでない方はちょっと練習する場所や時間が限られてしまうかもしれませんが、何も実際に声を出すばかりがスピーキングの練習ではありません。口パクだけでも十分練習になります。コロナ禍の昨今ならマスク着用を逆手に取って、それこそ通勤中だろうが仕事中だろうが声さえださなければいつでもどこでも練習できますしwww
わたしがよくやったのは、仕事の愚痴とか不満とかを脳内英語でひとりごちるという悪ふざけですw まあ単なる不平不満なんですが、それをもっともらしくスピーチ仕立てにして脳内アウトプットするのです。「結論としてあなたの指示は馬鹿げている。それは次の3つの理由による。まず第一に・・・」みたいなノリでやるんですが、これ結構楽しいですw
ただし英語って結構その辺にできる人がいたりするので、あまり調子にのりすぎないほうが賢明かもしれません。。。
まずはシャドーイングから
それでも「いきなり英語で独り言を言えなんて言われてもなあ・・・」とつまってしまう方もあるかもしれません。その場合はまずシャドーイングから始めることをおすすめします。
最近ではいろいろと専門の参考書も出ていますが、特にシャドーイング専用の教材でなくとも普通の音声付きの教材なら何でも使えます。やり方はいろいろな書籍やサイトで紹介されていますので、ぜひ学習に取り入れてみてください。私の学習経験上もシャドーイングは本当にスピーキング・リスニング両方の向上に役立ったと感じています。
シャドーイングは過去記事がありますので、また近々書き直してUPします。。。
こちらにUPしました↓
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